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ALICE

ALICE

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概要

アリス (ALICE)

概要

アリス(英語: Alice、ALICE)は、1971年に結成された日本のフォークグループ(フォーク・ロック)です。メンバーは谷村新司(1948~2023)、堀内孝雄、矢沢透の3人。主に谷村と堀内がボーカルを担当し、どちらがリードということもないツイン・ボーカルで、ほぼ対等の立場でした。代表曲に「冬の稲妻」(1977年)、「ジョニーの子守唄」、「チャンピオン」などがあります。1978年には日本人アーティストとして初めて日本武道館3日間公演を成功させ、一時代を築きました。

来歴

結成とデビュー

1970年のアメリカコンサートツアーで、大阪のフォークグループ「ロック・キャンディーズ」のリーダーだった谷村と、東京のソウルバンド「ブラウン・ライス」のゲストドラマーだった矢沢が知り合い、帰国したらプロとして一緒にグループを組もうと約束しました。バンド名はロサンゼルスのレストランのメニューにペン字で書かれた「Alice」のロゴに由来します。谷村は同じ音楽サークルで知り合いだった堀内を誘い、1971年12月25日、大阪市内のビジネスホテルの一室で矢沢の合流を前提に「アリス」を結成しました。翌1972年3月5日にシングル「走っておいで恋人よ」でデビューし、同年5月5日の奈良市民会館公演から矢沢が正式に合流して3人体制となりました。

下積みから中心的存在に

デビュー当時はヒット曲に恵まれず、メンバー3人とマネージャーの計4人で運べる楽器として、矢沢はコンガ、谷村と堀内はフォークギター2本を携えてツアーとライブに明け暮れました。地道なツアーで潜在的ファンを増やし、1974年には年間303ステージを記録しています。谷村の『MBSヤングタウン』『セイ!ヤング』でのDJ活動、ウッディ・ウーの「今はもうだれも」のカバーヒットを契機に、「帰らざる日々」「冬の稲妻」「涙の誓い」「ジョニーの子守唄」「チャンピオン」「秋止符」「狂った果実」などのヒットを連発しました。

1978年の日本武道館3日間公演に続き、1979年8~9月には7日間公演を行い、武道館公演10回はボブ・ディランの8回を抜いてトップとなりました。後楽園球場、甲子園球場、横浜スタジアムなどの野球場や全国の主要ホールを満員にしています。ライブ盤『栄光への脱出』『限りなき挑戦』もこの時代の作品です。1979年にはユニセフ「国際児童年」の募金イベント「Hand in Hand 100円玉の大行進」にテーマ曲「美しき絆〜Hand in Hand〜」を提供し、自らも街頭募金に参加。全国で約7万3000人を動員しました。続いて谷村の提唱で音楽ホール建設を目指す「シアター・フレンズ」を始めましたが挫折し、記録映画「ALICE THE MOVIE 美しき絆」が公開されるにとどまりました。全盛期はNHKのオーディションに落選した経緯から、意地として『NHK紅白歌合戦』には出場しませんでした。

活動停止

谷村と堀内のソロ活動が活発化し音楽の方向性の違いが顕在化して、1981年5月21日に活動停止を発表。海外ツアーを含む最後の全国ツアーの後、1981年11月7日に後楽園球場でラストライブ「アリス・ファイナル」を行いました。この公演はコーラスもバックミュージシャンもなく3人だけで演奏され、1982年11月7日に2枚組LPとして発売されました。後に堀内は、活動停止の真の理由を谷村への「やきもち(劣等感)」と語っています。メンバーは「解散」という言葉は一度も使っておらず、「活動停止」にしておけばまた動き出せるとも語りました。堀内は演歌・歌謡曲に転向してソロ活動、谷村は上海音楽学院教授に就任したのちソロ活動を再開、矢沢は「BLEND」参加ののち音楽活動を休止し、飲食店とギターショップを経営しました。

再始動

1981年の活動停止後、3回の限定的な再始動を経て2009年に完全再始動しました。1987年の1回目はアルバム『ALICE X』とシングル「BURAI」の発表と数回の放送出演のみでした。2回目は2000年1月17日の阪神・淡路大震災追悼コンサートを契機に機運が高まり、同年8月にAlice名義からALICE名義に変更して発表。12月31日の第51回NHK紅白歌合戦に出場し、2001年には神戸国際会館でのコンサートを皮切りにアルバム『ALICE 0001』を発表、夏から秋の全国ツアーで日本武道館が再び満員となりました。3回目は2005年12月31日の第56回NHK紅白歌合戦出場です。

完全再始動とその後

2008年、谷村のベスト盤『音帰し』に「明日への讃歌」が収録され堀内と矢沢もレコーディングに参加したことで機運が高まり、2009年3月4日に上野文化会館大ホールで記者会見を行い、3人の還暦のタイミングで28年ぶりの完全再始動を発表しました。同年7月から11月にかけての全国ツアーは追加公演を含め36会場40公演となりました。2009年には『アリス VIII』『アリス IX / 謀反』『ALICE/0001』などがリリースされ、2010年1月にはツアーファイナルの武道館公演を収めた『GOING HOME ~TOUR FINAL at BUDOKAN~』が発売。2010年2月28日には東京ドームで休憩を挟み5時間に及ぶライブを行いました。

2013年にはアルバム『ALICE XI』を制作し、47都道府県ライブツアーを敢行。2018年からMBSヤングタウンで3人のレギュラー放送を開始しました。2019年は全員が70歳となる年として「70歳の限りなき挑戦」を掲げ、5月5日の神戸公演を皮切りに全国ツアーを行い、2020年2月7・8日の大阪城ホール2daysで完走しました。この年にはシングル「限りなき挑戦 -OPEN GATE-」、『ALICE AGAIN 限りなき挑戦 -OPEN GATE- THE SETLIST』、『ALL TIME COMPLETE SINGLE COLLECTION 2019』も発表されています。2021年12月25日にはシングル「告白/キセキフルヨル」を発売し、『平凡(ニュー・ヴァージョン)』以来約33年半ぶりのシングルCDとなりました。2022年11月にはシングル「BEGINNING」を発表し、11月17日に活動50年を記念して有明アリーナで『ALICE GREAT 50 (FIFTY)』を開催。以後10年の活動継続を目標としていましたが、これが3人でのラストライブとなり、2023年10月8日に谷村が死去しました。

音楽性

結成当初はフォークに分類されましたが、ドラムスが加わる編成で同時期のミュージシャンとの差別化を図りました。「冬の稲妻」でブレイクした後はフォークの枠にとらわれず独自の世界を展開し、曲調は次第にロック寄りになり、エレキギターやシンセサイザーを加えた本格的なバンド編成で派手なステージを繰り広げました。黎明期のニュー・ミュージック界の中心的存在の一つと見なされ、ジャンルとしては歌謡曲、演歌、J-POP、フォークなどにも分類されます。

ディスコグラフィー

BEGINNING

BEGINNING

single•2022

1 tracks

告白/キセキフルヨル

告白/キセキフルヨル

single•2021

2 tracks

ALL TIME COMPLETE SINGLE COLLECTION 2019

ALL TIME COMPLETE SINGLE COLLECTION 2019

album•2019

46 tracks

ALICE AGAIN 限りなき挑戦 -OPEN GATE- THE SETLIST

ALICE AGAIN 限りなき挑戦 -OPEN GATE- THE SETLIST

album•2019

24 tracks

限りなき挑戦 -OPEN GATE-

限りなき挑戦 -OPEN GATE-

single•2019

1 tracks

アリス・ザ・ベスト ~遠くで汽笛を聞きながら~

アリス・ザ・ベスト ~遠くで汽笛を聞きながら~

album•2016

16 tracks

The Best3 アリス

The Best3 アリス

single•2013

3 tracks

GOING HOME ~TOUR FINAL at BUDOKAN~

GOING HOME ~TOUR FINAL at BUDOKAN~

album•2010

25 tracks

ALICE/0001

ALICE/0001

album•2009

14 tracks

アリス VIII

アリス VIII

album•2009

9 tracks

リンク