概要
平原綾香
概要
平原綾香(ひらはら あやか、1984年5月9日 - )は、東京都出身の日本の女性シンガーソングライター、サクソフォーン奏者、女優です。愛称は「あーや」。ドリーミュージック、NAYUTAWAVE RECORDSを経てEMI Records所属です。2003年にホルストの組曲「惑星」の「木星」の旋律に日本語詞を付けたデビュー曲「Jupiter」が大ヒットし、発売2年半で100万枚(出荷)を達成しました。近年はミュージカル女優としても活躍しています。
生い立ちと家族
小学1年生から高校2年生まで11年間、松山バレエ団でクラシックバレエを学び、ピアノや水泳も習いました。13歳でアルトサックスを始め、洗足学園高等学校音楽科でクラシックのサックスを学びました。高校時代は生徒会長を務め、文化祭でミュージカル『天使にラブソングを2』のリタ役として「Joyful Joyful」を歌ったことがドリーミュージック社長の目に留まり、デビューのきっかけとなりました。その後、洗足学園音楽大学ジャズコースサックス専攻に入学し、二宮和弘、ボブ・ザングに師事、2007年3月の卒業時に「学長賞」を受賞しました。
父はマルチリード奏者の平原まこと、祖父はトランペット奏者の平原勉、姉のAIKAはシンガーソングライター/サックス奏者でロサンゼルスを拠点に活動しています。2007年から父・姉と「平原さんちのコンサート」を開催しました。さだまさしとは家族ぐるみの親交があり、2006年の「夏・長崎から」などに出演しています。
経歴
デビュー前〜2004年
2003年11月に早稲田祭で初ライブを行い、12月17日に「Jupiter」でCDデビューしました。ホルストの旋律に日本語詞を付けることは本人の提案で、歌詞の一部も自ら書いています。ドラマ『3年B組金八先生(第7シリーズ)』の挿入歌にもなりました。2004年2月にファーストアルバム「ODYSSEY」を発売(韓国でも同時発売)、7月の「虹の予感」はNTT DoCoMoのCMソングに起用され、9月にZepp Tokyoで初の単独ライブを行いました。10月にはミュージカル「十戒」の日本語版テーマ「BLESSING 祝福」をリリース。新潟県中越地震の際には「Jupiter」が被災者への応援歌として多くリクエストされました。日本有線大賞新人賞、日本レコード大賞優秀新人賞などを受賞し、第55回NHK紅白歌合戦に初出場しました。
2005〜2007年
2005年、ドラマ『優しい時間』の主題歌に「明日」が起用され、3月に日本ゴールドディスク大賞を受賞。大学に通いながら初のコンサートツアー「The Voice」を行い、5月には映画「四日間の奇蹟」主題歌「Eternally」を自ら作詞(松井五郎と共作)・作曲しました。8月の長岡まつり花火大会では復興祈願花火に「Jupiter」が使われ、自らも歌唱しました。2006年1月にトリノオリンピックのNHK放送テーマ曲「誓い」を発売、4月にはTOKYO FM「平原綾香のヒーリング・ヴィーナス」が始まり(2019年3月まで放送)、全国ツアーのファイナルで初の日本武道館公演を行いました。11月にはジョン・レノン スーパー・ライヴに出演し、初のクリスマスソング「CHRISTMAS LIST」を発売しました。2007年はツアー「そら」でサックスを披露し、12月に初のオーケストラ共演「シンフォニックコンサート2007」を東京国際フォーラムで開催、映画『マリと子犬の物語』の主題歌「今、風の中で」(作曲:久石譲)を作詞しました。2005〜2007年と連続でNHK紅白歌合戦に出場しています。
2008年以降
2008年1月に土井隆雄宇宙飛行士への応援歌「星つむぎの歌」を発売、2月に初のベストアルバム「Jupiter〜平原綾香ベスト〜」をリリースしました。10月にはフジテレビ『風のガーデン』に歌手役で出演して女優としても活動し、主題歌「ノクターン」などを歌唱。12月にデビュー5周年を迎え、第59回紅白で「ノクターン」を歌いました。2009年から2011年にかけてクラシックをテーマにした「my Classics!」シリーズ3作を発表し、2009年10月の「Ave Maria!〜シューベルト〜」で初めてボイスパーカッションを取り入れました。コンサートツアーでも2011年はボイスパーカッション、2012年はタップダンス、2013年はアイリッシュタップに挑戦しています。2013年にドリーミュージックからユニバーサルミュージックジャパン(NAYUTAWAVE RECORDS)へ移籍し、「翼」、コーエーのゲーム『信長の野望』に使われた「Shine -未来へかざす火のように-」(11月13日)を発売、12月に「What I am」をリリースしました。その後も「Winter Songbook」(2014)、「Prayer」(2015)、「Love」(2016)、「Love 2」(2017)、「はじめまして」(2019)などを発表しています。
ミュージカルでは『ラブ・ネバー・ダイ』クリスティーン役(2014〜2025)、『ビューティフル』キャロル・キング役(2017〜2020)、『メリー・ポピンズ』メリー・ポピンズ役(2018)、『北斗の拳』ユリア役(2021〜2022)、『ムーラン・ルージュ!』サティーン役(2023〜2024、2027)を務めました。『サウンド・オブ・ミュージック』50周年版吹替のマリア役、『メリー・ポピンズ リターンズ』吹替のメリー・ポピンズ役も担当しています。2020年にはコロナ禍で予定していたライブやイベントを延期・中止し、リモート企画などに多数参加しました。
音楽性
クラシックとジャズを土台としたポップスが特徴で、「Jupiter」(ホルスト)や「Siciliana」(バッハ)のようにクラシックの旋律に歌詞を付けた楽曲を得意とします。「my Classics!」シリーズや、映画『千と千尋の神隠し』の「いのちの名前」、ディズニーネイチャー映画『オーシャンズ』の「Sailing My Life」など、映画・ドラマ・ゲームの主題歌も数多く手掛けています。作詞・作曲も行い、サックス演奏、ボイスパーカッション、タップダンス、オペラ調の歌唱など常に新しい表現に挑戦しています。クリスティーナ・アギレラを「音楽の先生」と敬っています。