
概要
Every Little Thing
概要
Every Little Thing(エヴリ・リトル・シング、略称ELT)は、1996年に結成された日本の男女2人組の音楽ユニットです。所属事務所はエイベックス・マネジメント、レーベルはavex traxで、公式ファンクラブは「ciao」です。1990年代後半を代表するグループに成長し、2ndアルバム『Time to Destination』は352万枚というELT最大のヒットを記録しました。2013年時点で日本国内のシングル・アルバム累計売上は2,300万枚を超えています。NHK紅白歌合戦には1997年から2004年まで8回連続で出場しました。
グループ名はビートルズの楽曲「エヴリー・リトル・シング」に由来します。伊藤一朗は「五十嵐がEvery、持田がLittle、俺がThing」という話をしたことがあり、1人抜けてそのバランスを修正していると語っています。
来歴
ユニット結成まで
1995年、元アイドルでヴォーカルの持田香織が、母とともに「TRFのようになりたい」とエイベックスの扉を叩きました。当時専務だった松浦勝人は、持田の歌声にZARDの坂井泉水を感じ、スタジオの電話番をしていた五十嵐充に曲を作らせました。小室哲哉や織田哲郎には採用されませんでしたが、手応えを感じた松浦自らがプロデュースを決めました。五十嵐はユーロビート系のサウンドに「アクセントが足りない」と感じてギターの必要性を訴え、大学バンド仲間の伊藤一朗を誘い、3人体制のELTが誕生しました。
持田は赤ちゃんの頃におむつの広告でデビューし、1991年、13歳で8人組ガールズグループ「黒豚オールスターズ」に参加した経験があります。伊藤は東京・福生の横田基地周辺のバンドでギターを弾いていました。
デビューと大ブレイク(1996〜1999年)
1996年8月7日、ヴォーカル・作詞の持田香織、ギター・作曲・編曲の伊藤一朗、リーダー・キーボード・サウンドプロデュースの五十嵐充の3人で、1stシングル『Feel My Heart』でCDデビューしました。オリコン最高位24位、約10万枚を記録しました。
1997年1月発売の3rdシングル『Dear My Friend』で初のトップ10入りし、49万枚のロングヒットとなりました。4月発売の1stアルバム『everlasting』は初の1位かつ初のミリオンとなる192万枚を記録し、6月の4thシングル『For the moment』でシングル初の1位を獲得、年末には6thシングル『Shapes Of Love』でNHK紅白歌合戦に初出場しました。
1998年2月発売の8thシングル『Time goes by』が初のミリオンヒット(約115万枚)となり、4月発売の2ndアルバム『Time to Destination』は352万枚を記録、日本の歴代アルバム売上10位となりました。五十嵐の世界観とシンセサイザーを駆使したサウンド、持田の歌声やファッションが10代・20代を中心に支持されました。
1999年3月発売の初のベストアルバム『Every Best Single +3』はダブルミリオン(225万枚)を記録しましたが、五十嵐が制作時間を確保したいと考え、その後はリリースやツアーのない期間を過ごしました。
五十嵐の脱退と2人体制(2000年代)
2000年1月に13thシングル『Pray/Get Into A Groove』、2月に14thシングル『sure』、3月に3rdアルバム『eternity』をリリースした後、五十嵐がプロデュース活動に専念するため3月に脱退し、4月から持田と伊藤の2人になりました。伊藤はこの決定がツアー直前に突然告げられ、サウンドを変えざるを得なかったと振り返っています。その後2年ほどアコースティックでのツアーを行い、楽曲制作の自由度も広がりました。6月の『Rescue me (Single Mix)』が五十嵐の関与した最後の作品となり、10月の16thシングル『愛のカケラ』で2人体制の活動が正式にスタートしました。
2001年1月発売の17thシングル『fragile』はフジテレビ系『あいのり』主題歌となり、久々の1位、83万枚と自身2番目のヒットを記録しました。同年のオリコン年間カラオケチャートで1位となり、3年連続で年間TOP10入りしました。カップリング曲『JIRENMA』はアニメ『頭文字D Third Stage』に使用されました。3月の4thアルバム『4 FORCE』は初めて1位を逃しましたが100万枚以上を売り上げ、日本ゴールドディスク大賞でアルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
その後も2002年『UNTITLED 4 ballads』、2003年『また あした』、2004年『恋文/good night』と安定したヒットを続けました。2003年の5thアルバム『Many Pieces』はオリコン1位となり、発売前には持田が初めて作曲した『jump』や、アニメ『犬夜叉』のオープニングに使われた『Grip!』などが発表されました。2005年にはアコースティック・コンピレーション『ACOUSTIC:LATTE』を発表しました。
2004〜2005年のcommonplace tourはELT史上最大規模でしたが、持田が急性気管支炎を患い、熊本公演では『fragile』で声が出なくなる事態もあり、一部公演が延期されました。デビュー10周年の2006年8月9日に7thアルバム『Crispy Park』をリリースし、同年3月には日本武道館で2日間の記念ライブを開催しました。2006年の『スイミー』はドラマ『結婚できない男』の主題歌でした。2008年3月の『Door』はオリコン最高位2位でした。
2009年9月の36thシングル『DREAM GOES ON』で、脱退以来9年ぶりに五十嵐が楽曲を提供し、11月『冷たい雨』、2010年2月『Change』、3月の10thアルバム『CHANGE』でも五十嵐が作詞・作曲・編曲を担当しました。2009年10月から2010年3月のツアー『MEET』は、ELT初のアルバムを掲げないベストヒットツアーでした。
2010年代
2011年『Landscape』、2013年『ON AND ON』『ハリネズミの恋』、2014年2月のアルバム『FUN-FARE』、2015年『ANATA TO』『KIRA KIRA / AKARI』、同年9月のアルバム『Tabitabi』などを発表しました。2016年8月7日にデビュー20周年を迎え、代々木第二体育館で記念コンサートを開催、12月にはライブ作品『オープニングコレクション』『エンディングコレクション』をリリースしました。以降はそれぞれソロ活動に拠点を置きつつライブ出演を続け、2019年8月28日には単独ライブ『23rd Anniversary Concert』を行いました。
2020年代
2020年冬から、ファンクラブ限定でメンバーの持田、伊藤と放送作家の川上とも子によるラジオコンテンツ「かみあわせ」を定期配信しています。2022年に『SUMMER SELECTION』『AUTUMN SELECTION』、2024年に『WINTER SELECTION』をリリースし、2024年にはファンクラブ限定の「トークイベント2024」を開催しました。2025年にはデビュー30周年に向け、全48枚のシングル表題曲を24タイトルにまとめ、6期に分けて7インチアナログ盤で再発するプロジェクトを発表しました。第1期は11月1日、第2期は12月6日、第3期は2026年4月22日にリリースされました。
音楽性
デビューから2000年の『Pray/Get Into A Groove』までは、作詞・作曲・編曲のほぼ全てを五十嵐が担当し、シンセサイザーやプログラミングを主体としたサウンドでした。脱退後、作詞は原則持田が行い、作曲は菊池一仁、多胡邦夫、HIKARIらの提供曲が中心で、持田や伊藤が手がけることもあります。編曲はEvery Little Thing名義で行うことが多くなっています。
当初は五十嵐在籍時の曲風を踏襲していましたが、2001年の『jump』以降はバンドサウンド、2003年の『また あした』以降はアコースティック志向となり、生演奏を多用するようになりました。2007年頃からはギター以外の伴奏を主体とした楽曲も制作し、2009年に五十嵐と再び制作して以降は、シンセサイザー主体の楽曲も再び作られています。2014年頃からは海外アーティストからの楽曲提供もあり、カントリー調、ブラック・コンテンポラリー調、ディスコ調、ジャズ調の楽曲も手がけています。持田の歌声はアルバムごとに少しずつ変化し、澄んで穏やかな声から高く可愛らしい声へと移っていったとされます。
ディスコグラフィー

Every Little Thing WINTER SELECTION
14 tracks

Every Little Thing AUTUMN SELECTION
15 tracks

Every Little Thing SUMMER SELECTION
15 tracks

浴びて ! 光
1 tracks

RIDE IT OUT
1 tracks

Every Little Thing LIVE TOUR エンディングコレクション
14 tracks

Every Little Thing LIVE TOUR オープニングコレクション
13 tracks

まいにち。
4 tracks

KIRA KIRA / AKARI
2 tracks

ANATA TO
4 tracks
