
概要
西野カナ
概要
西野カナ(にしの かな、1989年3月18日 - )は、三重県松阪市出身の日本の女性シンガーソングライターです。愛称は「カナやん」。2008年2月20日にシングル「I」でメジャーデビューし、2000年代後半から2010年代にかけて日本を代表する女性シンガーの一人として、共感を呼ぶ恋愛の歌詞で若い女性を中心に幅広い支持を集めました。2016年には「あなたの好きなところ」で第58回日本レコード大賞を受賞し、2017年には平成生まれの女性アーティストとして初めて東京ドーム公演を行いました。デビュー以来、600万枚以上のセールスと4600万以上のダウンロードを記録しています。
来歴
デビュー前
幼い頃から海外生活に興味を持ち、小学5年生でグアム、高校1年生でロサンゼルスにホームステイしました。帰国後は母の知人に師事して民謡を習い始めます。2005年、16歳の時に母親が応募した角川映画とソニー・ミュージックアーティスツ共催の「スーパー・ヒロイン・オーディション ミス・フェニックス」で、女優オーディションにもかかわらず応募総数4万人の中からその歌声が見出されました。2006年にSME Recordsと契約し、高校3年間を準備期間として津軽民謡やボイストレーニングに励み、2007年には英文学を学ぶため大学に進学。この頃オーストラリアのデュオNERVOから楽曲の提供を受け、自ら日本語詞を書いて「I」として完成させました。
2008〜2009年:デビューと飛躍
2008年2月20日に「I」でメジャーデビュー。CD発売に先駆けてダウンロード版が日米で同時配信されました。アニメ『ソウルイーター』のエンディングテーマに「Style.」が起用され、9月にはシンディ・ローパーのジャパンツアー全4会場でオープニングアクトを務めました。12月には史上最年少で「みえの国観光大使」に任命されています。2009年3月にはWiseとの「遠くても feat. Wise」で注目を集め、6月24日に初のオリジナルアルバム『LOVE one.』を発売。収録曲「君に会いたくなるから」がヒットし、7月に『ミュージックステーション』に初出演しました。同曲は自身が初めて作曲に関わった作品でもあります。
2010〜2016年:トップアーティストへ
2010年6月23日、2枚目のアルバム『to LOVE』を発売し、オリコン・ビルボードの両アルバムチャートで初登場1位、オリコン年間アルバムランキング3位、95万枚の大ヒットとなりました。先行シングル「もっと…」「Dear…/MAYBE」「Best Friend」「会いたくて 会いたくて」はいずれもオリコン10位以内に入り、「会いたくて 会いたくて」はその年を代表する配信ヒットとなりました。12月31日には『第61回NHK紅白歌合戦』に初出場し、2018年まで連続出場を果たしています。
2011年には初の全国ホールツアー「Kanayan Tour 2011〜Summer〜」(16公演)を開催し、最終日は自身初の日本武道館公演となりました。2012年9月に4枚目のアルバム『Love Place』を発売し、同作で第54回日本レコード大賞の最優秀アルバム賞を受賞。2013年にはベスト・アルバム『Love Collection 〜mint〜』『〜pink〜』を同時発売し、オリコンで1位・2位を獲得しました。2014年の「Darling」は配信サイトで1位となるロングヒットとなり、2015年9月発売の「トリセツ」は映画『ヒロイン失格』の主題歌として100万以上を売り上げ、同年の年間最多販売デジタルソングとなりました。11月にはカップリング集『Secret Collection 〜RED〜』『〜GREEN〜』を発売。ビルボードジャパンの「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を2014年・2015年に受賞しています。
2016年7月発売の6枚目のアルバム『Just LOVE』は、平成生まれのソロアーティスト初となるオリコン2週連続1位を獲得しました。12月には「あなたの好きなところ」で第58回日本レコード大賞、「Dear Bride」で第49回日本有線大賞のそれぞれ自身初の大賞を受賞。日本レコード大賞の受賞は2005年の倖田來未以来となる女性ソロアーティストの快挙でした。
2017〜2019年:東京ドームと活動休止
2017年には自身初の2大ドームツアー「Kana Nishino Dome Tour 2017 "Many Thanks"」を京セラドーム大阪と東京ドームで全4公演開催し、16万人を動員しました。同年5月に「パッ」、7月に「Girls」、10月に「手をつなぐ理由」を発表し、11月15日にアルバム『LOVE it』を発売。2018年にはホールツアーとアリーナツアー「LOVE it Tour」全38公演で20万人を動員し、4月に「アイラブユー」、9月に「Bedtime Story」を発表しました。11月にはデビュー10周年記念ベスト『Love Collection 2 〜pink〜』『〜mint〜』を同時発売し、オリコンで1位・2位を独占。同一アーティストによる2度の1位・2位独占はソロアーティスト初でした。2019年1月8日に無期限の活動休止を発表し、2月3日の「Kana Nishino Love Collection Live 2019」横浜アリーナ公演をもって活動を休止しました。同公演は全国47都道府県と台湾・香港の映画館で生中継されました。
活動休止期間中
2019年3月19日、前日の30歳の誕生日に一般男性と結婚したことを発表。2020年3月31日にファンクラブ「西野家」の全サービスが停止しました。2021年6月1日には全181曲がサブスクリプション・ストリーミングで一斉に解禁されました。2023年8月4日に第1子の出産を報告し、2024年2月14日にはデビュー15周年を記念して初の4枚組オールタイム・ベスト『ALL TIME BEST 〜Love Collection 15th Anniversary〜』と、全ミュージック・ビデオを収録した映像作品『MV Collection』を発売しました。
2024年以降:活動再開
2024年6月25日に活動再開を発表し、7月5日に新曲「EYES ON YOU」を先行配信。8月には「また君に恋をする」を発表し、9月18日にはキャリア初のEP『Love Again』を発売しました。11月13日・14日には横浜アリーナで再開後初のライブ「Love Again Live 2024」を開催し、2025年1月にライブ作品として発売されています。2025年4月5日から6月22日まで7年ぶりのツアー「Fall In Love With You Again Tour 2025」を開催。5月に「With You」とカップル向けセレクション、7月に「マジカルスターシャインメイクアップ☆」、8月にアルバム『はじめての西野カナ』を発表しました。7月11日にはTHE FIRST TAKEに初出演して「会いたくて 会いたくて」を、29日に再出演して「マジカルスターシャインメイクアップ☆」を披露。12月17日・18日にはKアリーナ横浜でクリスマスライブ「Christmas Magic」を開催し、2日間で4万人を動員、披露された新曲「君のせい」は2026年2月6日に配信限定シングルとして発売されました。2026年5月15日にはNiziUとのコラボ曲「LOVE BEAT (feat. NiziU)」を配信限定で発売し、同年10月1日にソニー・ミュージックアーティスツとの専属契約を終了して独立することを発表しています。
音楽性
初期はR&B色の強い楽曲で支持を集め、その後ポップスへと幅を広げ、2010年代半ばには「Darling」「トリセツ」などカントリーポップにも挑戦しました。シングル曲は恋愛や友情を描いた楽曲が多い一方、カップリングやアルバム曲には英語詞を多用したクラブ系やR&Bの楽曲も多く見られます。幼少期にジェニファー・ロペス、エミネム、工藤静香の作品に衝撃を受け、中学生から大学1年頃までレゲエに傾倒し、クリスティーナ・アギレラやシアラなども愛聴しました。
デビュー以来ほぼ全ての楽曲の作詞を自ら手がけ、デビュー曲「I」が初の作詞作品でした。自身や友人の経験談を反映し、楽曲を聴いて浮かぶ色や人物像から映画の脚本のように書き進めるほか、アンケートや友人への取材を行う「マーケティングリサーチ」手法も取り入れています。ギャル文化との結びつきから歌詞は「ギャル演歌」とも呼ばれ、共感性の高い歌詞とファッションアイコンとしての側面でも広く知られています。
ディスコグラフィー

Fall In Love With You Again Tour 2025
26 tracks

はじめての西野カナ
36 tracks

マジカルスターシャインメイクアップ☆
1 tracks

カップル Love Song Selection
18 tracks

With You
1 tracks

Kana Nishino Love Again Live 2024
22 tracks

Love Again
5 tracks

また君に恋をする
1 tracks

EYES ON YOU
1 tracks

Bedtime Story
3 tracks
