
概要
Kiroro
概要
Kiroro(キロロ)は、沖縄県中頭郡読谷村出身の日本の女性二人組音楽ユニットです。ボーカルの玉城千春とピアノ担当の金城綾乃で構成され、所属事務所はビクターミュージックアーツ、所属レコード会社はビクターエンタテインメントです。1996年にインディーズ・デビューし、1998年1月21日にシングル「長い間」でメジャーデビュー。同年、第36回ゴールデン・アロー賞音楽新人賞を受賞し、1998年・1999年・2001年にNHK紅白歌合戦に出場しました。純粋なメロディが特徴で、楽曲は韓国や台湾の歌手によってカバーされたこともあります。
名前の由来
玉城が小学生の頃、地域交流で北海道池田町を訪れた際に耳に残ったアイヌ語の「kiroru(人間が踏み固めた広い路)」「kiroro-an(強い・健やか・盛ん・大きい・かたくなの意)」の意味と響きに魅かれ、グループ名をKiroroに決めました。ただし、この名称は1981年に北海道赤井川村のキロロリゾート用としてヤマハに登録されていたため、ビクターエンタテインメントがヤマハと使用の取り決めを結んでいます。
来歴
- 結成からインディーズ時代:沖縄県立読谷高等学校の同級生で、1995年に放課後の音楽室で玉城がア・カペラで歌うオリジナル曲に金城が伴奏をつけて遊んでいたことが結成のきっかけでした。その後、玉城は長崎ウエスレヤン短期大学、金城は医療事務の専門学校に進学し、在学中の1996年にインディーズ・デビュー。沖縄限定発売の「長い間」は引越会社のローカルCMに使われ、県内で1万枚以上を売り上げました。
- メジャーデビューと全盛期:1998年1月21日に「長い間」でメジャーデビュー、同年6月に「未来へ」を発表。「冬のうた」(1998)、「青のじゅもん」(1999)、「最後のKiss」(1999)、「好きな人」(1999)、「ひまわり」(2000)、「Best Friend」(2001)などを次々とリリースしました。アルバムは『長い間 ~キロロの森~』(1998)、金城のソロ『昼休み』(1999)、『好きな人 ~キロロの空~』(1999)、コンセプトアルバム『七色』(2000)、『TREE OF LIFE』(2001)、『Kiroroのうた1』(2002)、『Four Leaves Clover』(2002)、『Diary』(2004)、沖縄をテーマにしたミニアルバム『帰る場所』(2005)、『Wonderful Days』(2005)などです。『TREE OF LIFE』は台湾での発売日が日本より早かった初の例でした。
- タイアップ:「Best Friend」はNHK連続テレビ小説『ちゅらさん』の主題歌で、ディズニー/ピクサー映画『アーロと少年』日本語版では「Mother Earth version」として新たに録音され主題歌となりました。ほかに「春の風」(TBS系ドラマ主題歌)、「僕らのメッセージ」(NHKアニメOP)、「もう少し」(『土曜ワイド劇場』ED)、「紅芋娘」(NHK「みんなのうた」)、「生きてこそ」(『ムシキング』OP、2005年)、「みんなあなたを愛している」(劇場アニメ『超劇場版ケロロ軍曹』ED、2009年)などがあります。
- 2000年代半ば以降:2004年10月からコミュニティFM向け番組「hot pot Kiroro」を開始。2005年1月に玉城が婚約を発表して4月17日に結婚、5月に金城も結婚しました。同年9月には沖縄で「4人コンサート」を開き、「忘れないで」を最後に産休に入りました。金城は2005年11月に長女、2009年3月に長男、2011年3月に次男を、玉城は2006年2月に長男、2007年9月に長女、2009年9月に次女を出産し、出産と定期的な活動休止を繰り返すスタイルでも知られます。2006年3月にはベスト盤『キロロのいちばんイイ歌あつめました』、2007年3月には綾乃による赤ちゃん向け子守唄アルバム『キロロのほーら、泣きやんだ!』と10周年記念盤、2008年12月には「幸せの種 ~Winter version~」を発売しました。
- ソロ・個別活動:2011年8月7日に玉城が浜離宮朝日ホールで初のソロコンサートを開催し、10月19日にソロデビュー・シングル「神様」、11月23日に1stアルバム『Brand New Days』をリリース。2013年4月に金城が離婚を発表しました。2015年にはHYの仲宗根泉と新ユニット「さんご」を結成し、デビュー作「いのちのリレー」はNHK沖縄放送局の終戦70年キャンペーンのテーマソングとなりました。2016年にはNHK Eテレ「おかあさんといっしょ」の今月の歌「キミといっしょに」を提供し、3月に『子供といっしょにききたいキロロのうた』を発売しました。
- 再始動:デビュー20周年の2018年1月24日に、12年ぶり7枚目のオリジナル・アルバム『アイハベル』を発売。5月から5都市を回るツアーを行って本格再始動し、同時期にビクター内レーベルColourful Recordsへ移籍しました。ベスト盤のリマスター盤も同日に発売されています。2019年5月からは金城がFM沖縄「Kiroro綾乃のママでいいよ!」、2020年10月からTOKYO FM「Kiroro綾乃の未来への手紙」のパーソナリティを務めています。2023年1月1日には金城がギタリストの片山義美との再婚を発表。2024年1月には玉城が「共同売店のうた」に旅人役で出演しました。
音楽性
楽曲制作は主にボーカルの玉城が手掛けています。玉城は作詞・作曲の才能はあるものの、ピアノはあまり弾けず、音符も暗号のような状態だったため、ピアノの弾ける金城がそれを解読する形で活動が始まりました。活動が進むにつれ、金城の作詞・作曲曲や、玉城作詞・金城作曲の曲も登場しています。ピアノを軸にした純粋なメロディが持ち味で、ジャンルはJ-POP、歌謡曲に分類されます。
ディスコグラフィー

キロロのいちばんイイ歌あつめました (リマスター盤)
album•2018
17 tracks

アイハベル
album•2018
12 tracks

子供といっしょにききたいキロロのうた
album•2016
11 tracks

幸せの種 ~Winter version~
single•2008
3 tracks

キロロのいちばんイイ歌あつめました
album•2006
17 tracks

七色
album•2006
7 tracks

長い間 ~キロロの森~
album•2006
10 tracks

帰る場所
single•2006
6 tracks

Wonderful Days
album•2006
11 tracks

Diary
album•2006
11 tracks
