
概要
ピンク・レディー
概要
ピンク・レディー(Pink Lady)は、1970年代後半に斬新な振付と衣装、ユニークなヒット曲で爆発的なアイドルブームを巻き起こした日本の女性デュオです。メンバーは根本美鶴代(現・未唯mie、ミー)と増田惠子(ケイ)で、ともに静岡県出身です。1976年から1981年当時の所属事務所はT&Cミュージック、レコード会社はビクターでした。日本人でビルボードTop40に入ったのは坂本九とピンク・レディーのみで、「Kiss in the Dark」は37位を記録しました。
経歴
デビューまで
1971年、中学2年の時に静岡で出会い、1973年にヤマハのオーディションに合格してヤマハボーカルスクールに通いました。講師の勧めでフォークデュオ「クッキー」を結成し、1974年にはポプコン東海地区大会決勝に進出しました。その後『スター誕生!』(日本テレビ)で1976年1月に合格、3月14日の決勝大会でピーマンの「部屋を出て下さい」を歌い、複数社から指名を受けました。
ビクター音楽産業のディレクター飯田久彦は、フォークではなくリズムとビートの効いた楽曲で売り出す方針転換を実現させました。作曲家の都倉俊一がカクテルにちなんで「ピンク・レディー」と命名し、作詞は阿久悠、振付は土居甫、衣装は野口庸子が担当。マイクロミニなど大胆な衣装でイメージを一新しました。
人気絶頂期
1976年8月25日に「ペッパー警部」でデビューし、同年の第18回日本レコード大賞新人賞を受賞しました。続けて「S・O・S」(1976年11月)、「カルメン'77」(1977年3月)、「渚のシンドバッド」(1977年6月)、「ウォンテッド(指名手配)」(1977年9月)、「UFO」(1977年12月)、「サウスポー」(1978年3月)、「モンスター」(1978年6月)、「透明人間」(1978年9月)、「カメレオン・アーミー」(1978年12月)とヒットを連発しました。オリコン連続9曲1位・10曲連続ミリオンセラー(出荷ベース)は当時の新記録で、通算首位獲得63週は2015年にB'zが更新するまで最高記録でした。「UFO」は1978年の第20回日本レコード大賞を、「サウスポー」は第9回日本歌謡大賞を受賞しました。支持層は主に子供たちで、多様なキャラクターグッズも発売されました。1978年には後楽園球場でのコンサート、米ラスベガス公演、映画『ピンク・レディーの活動大写真』、アニメ放映などがあり、過密スケジュールから「ピンク・レディー並みの忙しさ」という言葉も生まれました。
紅白辞退と人気急落
1978年大晦日のNHK紅白歌合戦出場を辞退して別番組に出演し、大きなバッシングを受けました。1979年の「ジパング」は4位にとどまり連続首位記録が止まり、松田聖子のデビューなど世代交代が進む中で人気は下降しました。
アメリカ進出
1979年に「Kiss In The Dark」で全米デビューしてビルボード37位を記録し、NBCのゴールデンタイムで冠番組(『Pink Lady and Jeff』)を持ちました。1980年11月には日本人として初めてソウルで公演しました。しかしアメリカでの契約は更新せず帰国しました。
解散と再結成
1980年9月1日に解散を発表し、1981年3月31日に後楽園球場で解散コンサートを開催しました。活動期間は4年7か月で、事務所は解散直後に倒産しました。最後のシングルは「Last Pretender」(1981年1月)と「OH!」(1981年3月)です。解散後はそれぞれ女優やタレントとして活動し、1984年、1989年、1996年、2003年、2010年に再結成しました。1990年と2000年には紅白歌合戦に出場し、2005年までは期間限定の活動も行いました。ミーは1987年に独立して会社を設立するも経営に失敗し多額の借金を抱えましたが、のちに返済のめどをつけました。再結成期の作品に「不思議LOVE」(1984年)、「PINK EYED SOUL」(1996年)、「テレビが来た日」(2003年)などがあります。
主な作品
アルバムに『ペッパー警部』(1977年)、『星から来た二人』(1978年)、『ピンク・レディーの不思議な旅』(1979年)などがあり、ベスト盤として『ピンク・レディー 「阿久 悠 作品集」』(2008年)、『GOLDEN☆BEST』(2009年)、『Innovation』(2010年)、『ベスト・ヒット・アルバム』(2022年)などが発売されています。2022年にはリマスター音源も配信されました。
音楽性
歌謡曲を軸に、ディスコ風のキャッチーなポップスを歌い、後期ほどディスコ色が強まりました。作詞の阿久悠と作曲の都倉俊一が中心で、「サウスポー」「透明人間」など恋愛を直接のテーマとしない楽曲も特徴です。ほぼ完璧に揃ったダンスと、誰もが真似できる振付も大きな魅力でした。
ディスコグラフィー

ベスト・ヒット・アルバム
31 tracks

Innovation(イノベーション)
25 tracks

GOLDEN☆BEST -Complete Single Collection
44 tracks

ピンク・レディー 「阿久 悠 作品集」
16 tracks

OH!
2 tracks

Last Pretender
2 tracks

OH! (2022 Remaster)
4 tracks

Last Pretender (2022 Remaster)
4 tracks

PINK LADY
42 tracks

リメンバー(フェーム)
2 tracks
