
概要
ラッツ&スター (Rats & Star)
概要
ラッツ&スター(RATS & STAR)は、ドゥーワップやソウルなどブラックミュージックを歌う日本のバンドです。かつてはシャネルズ(CHANELS、後にSHANELS)の名で活動し、1983年3月にラッツ&スターへ改称しました。リーダーは鈴木雅之で、4人のボーカルが顔を黒く塗るスタイルで知られ、演奏メンバーを含め最大10人の大所帯でした。1986年以降活動を休止していますが、正式な解散はしていません。
略歴
結成からアマチュア時代
1975年9月、鈴木雅之が田代まさし、佐藤善雄、久保木博之らとシャネルズを結成しました。名前はアメリカのオールディーズバンド「シャ・ナ・ナ」とドゥーワップグループ「ザ・チャンネルズ」に由来し、当初はシャ・ナ・ナのコピーバンドでした。1976年に『ぎんざNOW!』に出演し、1977年にはヤマハ主催の『EastWest'77』決勝大会で入賞しました。同大会にはサザンオールスターズやカシオペアも出場していました。大瀧詠一とも関係を持ち、1978年のアルバム『LET'S ONDO AGAIN』に参加しています。山下達郎には早くから認められていました。
デビューとシャネルズ時代
1980年2月にメンバー10人でレコードデビューし、デビュー曲「ランナウェイ」はミリオンセラーの大ヒットとなって、日本にドゥーワップ・ブームを巻き起こしました。同年、ロサンゼルスの「WHISKEY A GO GO」に出演しています。同年8月、一部メンバーが書類送検される事件があり、半年間の謹慎となりましたが、翌年復帰して「街角トワイライト」をリリースしました。1982年には表記を「CHANELS」から「SHANELS」に改めました。
ラッツ&スターへの改名
1983年3月、『サヨナラ・シャネルズ・フェアー』を機にラッツ&スターへ改名し、デビュー曲「め組のひと」は80万枚を売り上げました。名前は「ドブネズミ達と星」を意味し、逆から読んでも同じ綴りになります。同年7月24日には『ALL NIGHT NIPPON SUPER FES. '83』で大瀧詠一、サザンオールスターズと共演しました。その後キーボードとベースのメンバーが脱退して8人体制となり、1984年にはフジテレビ『マンガチョップ'84』にレギュラー出演しました。アルバムは1983年に『SOUL VACATION』、1984年に『SEE THROUGH』『14 CARATS』がリリースされています。
活動休止と再集結
1985年、赤坂の日枝神社でメンバー5人が合同結婚式を行い話題になりました。1986年に鈴木がソロデビューし、メンバーは個別の活動へと移ります。鈴木聖美 with Rats&Starの「ロンリーチャップリン」はヒットし、カラオケのデュエットの定番となりました。1996年にはネズミ年にメンバーが再集結し、大瀧詠一プロデュースのシングル「夢で逢えたら」を発表、全国ツアーを行い、同曲で第47回NHK紅白歌合戦に初出場しました。同年にアルバム『BACK TO THE BASIC』、その前年に『SING! SING! SING!』、2003年に『The LEGEND』が発表されています。
2000年代以降
2006年4月、鈴木・佐藤・桑野がゴスペラーズの村上てつや、酒井雄二とともにゴスペラッツとして活動しました。桑野信義は、活動を再開するなら再結成ではなく「再集結」だと語っています。
音楽性
ドゥーワップ、R&B、ソウルといったブラックミュージックが軸で、4人のボーカルによるリード、テナー、バスのハーモニーが特徴です。大瀧詠一との協働も続きました。
メンバー
鈴木雅之(リードボーカル)、田代まさし(テナーボーカル)、桑野信義(トランペット、ボーカル)、佐藤善雄(バスボーカル)、久保木博之(トップテナーボーカル)、出雲亮一(ギター、ボーカル)、新保清孝(ドラムス、ボーカル)です。
ディスコグラフィー

The LEGEND
15 tracks

夢で逢えたら
2 tracks

BACK TO THE BASIC
23 tracks

SING! SING! SING!
12 tracks

SEE THROUGH
11 tracks

14 CARATS
14 tracks

SOUL VACATION
14 tracks
