概要
私立恵比寿中学
概要
私立恵比寿中学(しりつえびすちゅうがく、愛称:えびちゅう)は、スターダストプロモーション所属の女性タレントにより2009年8月4日に結成された、日本の8人組女性アイドルグループです。ももいろクローバーZ、超ときめき♡宣伝部などとともにSTAR PLANETに所属し、ももクロの「妹分」としても知られています。グループ名の「恵比寿」は、事務所の所在地である東京都渋谷区恵比寿に由来します。
架空の学校「私立恵比寿中学」として「永遠に中学生」をコンセプトに掲げ、中学校を卒業したメンバーは「中学4年生」「中学5年生」と進級するという設定で、年齢から12を引いたものが学年となります。ただし設定は曖昧で、そのゆるさも特徴です。ライブは「学芸会」、ファンは「ファミリー」と呼ばれ、ラジオ番組の形で「部活動」(放送部、マネー部)も行っています。加入は「転入」、脱退は「転校」と称されます。
沿革
インディーズ時代(2009〜2012年)
2009年8月4日、奏音、瑞季、宇野愛海、宮﨑れいな、真山りかの5名で結成されました。当初は「キレのないダンスと不安定な歌唱力」をキャッチフレーズに、家電量販店やショッピングセンターでの無料公演を中心に活動しました。同年10月に杏野なつ・安本彩花が転入。2010年2月14日に奏音が転校して矢野妃菜喜が転入、4月に廣田あいか、5月に星名美怜・小池梨緒・鈴木裕乃・松野莉奈が転入して12名となり、11月に柏木ひなたが加わって最大13名となりました。
ももいろクローバーにも楽曲を提供する前山田健一が音楽主任教員に就任して主要楽曲を手掛けて以降、アッパーでクセのある楽曲、ステージからのティッシュばら撒き、キョンシーやレディー・ガガをモチーフにしたメイクなどが、アイドルファンのみならずサブカルチャー層からも支持を集め、「今、会えるサブドル」を称しました。2011年4月10日にはももいろクローバーの中野サンプラザ公演に出演。10月8日にはShibuya O-EASTで初のワンマンライブを開催し、後夜祭を含む3公演すべてが完売しました。同年12月26日に宮﨑れいなが転校し、9人体制となりました。
メジャーデビューと2012〜2013年
2012年2月にデフスターレコーズからのメジャーデビューが発表され、3月4日にラゾーナ川崎で仮契約調印式を実施。3月11日から5月20日まで「スプリングデフスターツアー2012」を開催しました。5月5日、1stシングル『仮契約のシンデレラ』でメジャーデビューし、オリコン週間シングルランキング7位を記録しました。デビュー時のメンバーは瑞季、真山りか、杏野なつ、安本彩花、廣田あいか、星名美怜、鈴木裕乃、松野莉奈、柏木ひなたの9名です。
6月25日には指原莉乃プロデュースのアイドルフェス「ゆびまつり」に出演。7月1日に日本青年館で初のコンサート「じゃあ・ベストテン」を開催し、7月14日〜9月16日にはサマーツアーを行いました。8月29日にはアニメ『NARUTO -ナルト- SD ロック・リーの青春フルパワー忍伝』のエンディングテーマを収録した2ndシングル『Go!Go!Here We Go!ロック・リー/大人はわかってくれない』を発売(週間7位)。11月4日から翌年1月20日までウィンターツアー、11月21日にインディーズベストアルバム『エビ中の絶盤ベスト〜おわらない青春〜』を発売、12月15日には中野サンプラザで年忘れ大学芸会を開催しました。2013年は1月16日に3rdシングル『梅』を発売し、3月31日にコンサート「狂い咲きエビィーロード〜終わりなき進級〜」、4月からスプリングツアーを開催しています。
2014年以降
2014年1月4日に小林歌穂・中山莉子が転入して11名となり、4月15日の合同出発式を最後に瑞季・杏野なつ・鈴木裕乃が転校して8名となりました。2015年からは毎夏「FAMIEN」シリーズのEPを発表し、秋にはライブ盤「ちゅうおん」シリーズをリリースするなど活動を続けました。2016年にはメンバー全員が高校1年生(中学4年)以上となり、秋ツアーのタイトルにも反映されました。12月16日には真山りかが20歳となり、初の20代の中学生が誕生しました。
2017年2月8日、松野莉奈が致死性不整脈のため18歳で急逝しました。以降、彼女のメンバーカラーであった青が、グループ全体を表す「箱推し」のカラーとして公式グッズなどに使われています。2018年1月3日の日本武道館公演を最後に廣田あいかが転校し、6名に。2020年10月28日には最年少の中山莉子が成人し、メンバー全員が20歳以上となりました。
2021年1月に新メンバーオーディションを開催(コンセプト「もっと、もっと、もっと、エビ中!」)し、約7,000人が応募、最終審査合宿の模様はニコニコ生放送で配信され総視聴者数は30万人に達しました。5月5日の「メジャーデビュー9周年記念ライブ」で桜木心菜・小久保柚乃・風見和香(ココユノノカ)の加入が発表され9名となり、5年ぶりに現役中学生が復活しました。同年は「THE FIRST TAKE」で『なないろ』や石崎ひゅーいとの『ジャンプ』を披露しています。2022年には「未確認中学生X」をコンセプトに再びオーディションを行い、約7,000人の応募から桜井えま・仲村悠菜(ともに15歳)が選ばれ、10月1日に加入が発表されました。12月16日の幕張メッセ公演をもって柏木ひなたが卒業しました。
2023年7月の配信シングル『Summer Glitter』の販促から公式Xで「えびちゅう」表記の併用を開始し、2024年4月1日に公式愛称を「エビ中」から「えびちゅう」に変更すると発表しました。4月30日からは初めて「えびちゅう」表記を用いた冠番組『岩井 狩野 えびちゅうの推しかるちゃー』(毎日放送)が始まり、MBSラジオ『エビ中☆なんやねん』も『えびちゅう☆なんやねん』に改題されました。2024年11月25日に星名美怜が契約終了、2025年6月28日の幕張メッセ公演をもって小林歌穂が卒業し、現在は8人体制です。2026年1月12日の成人の日には、Kアリーナで「私立恵比寿中学 新春大学芸会2026〜SEIJIN CHUGAKUSEI GT〜」を開催しました。
音楽性
初期は「キレのないダンスと不安定な歌唱力」を売りにしていましたが、時とともに歌唱力でも高く評価されるグループへと成長しました。前山田健一によるアッパーでクセのある楽曲が初期の個性を形作り、アイドルファンとサブカルチャー層の双方から支持を得ました。バンドとの共演ライブや「THE FIRST TAKE」への出演など、ライブ志向の多彩な活動も特徴です。