概要
ウルフルズ
概要
ウルフルズ(Ulfuls)は、1988年に結成された大阪出身の日本のロックバンドです。1992年に東芝EMIからシングル「やぶれかぶれ」でデビューし、1996年に「ガッツだぜ!!」「バンザイ 〜好きでよかった〜」で大ブレイクしました。バンド名は、LPレコードのジャケットの帯に記載された「ソウルフル」の文字が、改行により「ウルフル」と読めたことに由来します。公式ファンクラブ名は「ウルフルクラブ」です。
メンバー
- トータス松本:ボーカル・ギター・ハーモニカ(1966年12月28日生、兵庫県出身)
- ウルフルケイスケ:ギター・コーラス(1965年5月23日生、大阪府出身)。2018年2月より活動休止中
- ジョン・B・チョッパー:ベース・コーラス(1967年11月4日生、大阪府出身)
- サンコンJr.:ドラムス・コーラス(大阪府出身)
経歴
結成からデビュー
1988年、英語詞のネオ・サイケデリアバンドD'fで活動していたウルフルケイスケが、大阪・中津の紅茶専門店「カンテ・グランデ」のバイト仲間であるトータス松本を何度かセッションに誘ったのち、D'fを脱退し、松本らとウルフルズを結成しました。その後ドラマーが脱退したため、客としてライブに来ていたサンコンJr.を勧誘して迎え入れました。
1990年6月に東京での初ライヴを行い、1992年5月13日に東芝EMIの洋楽中心レーベル、プラネットアースと契約。シングル「やぶれかぶれ」でデビューし、6月17日にファーストアルバム『爆発オンパレード』をリリースしました。売上は3000枚程度で頭打ちとなり、しばらく迷走状態に陥ります。リリース後まもなくプラネットアースは解体し、EMI本部(現・キャピトル・レコード)所属となりました。
1993年秋ごろ子安次郎が正式にディレクターに就任し、1994年に伊藤銀次へプロデューサーをオファーします。1994年1月の初顔合わせで、伊藤は未発表音源30曲ほどのうち「使えるのは2曲」と告げ、メンバーは大きな衝撃を受けました。そこから少しずつ認知度を上げ、同年8月にアルバム『すっとばす』を発表しました。
1990年代中盤のブレイク
1995年10月デビューのTHE HIGH-LOWSの前座をつとめ、11月には専修大学学園祭で演奏。12月に9枚目のシングル「ガッツだぜ!!」、1996年2月に10枚目のシングル「バンザイ 〜好きでよかった〜」をリリースしました。1996年1月発売の3枚目のアルバム『バンザイ』は累計100万枚を超えました。同年NHK紅白歌合戦に初出場し、「ガッツだぜ!!」の歌詞の一部が卑猥だとして変更の是非が問題となり、最終的に一部分のみ変更されました。また第34回ゴールデン・アロー賞音楽賞を受賞し、映画『ガメラ2 レギオン襲来』のために「Sky」を書き下ろしています。
続いて『Let's Go』(1997年)、『サンキュー・フォー・ザ・ミュージック』(1998年)、『トロフィー』(1999年)を発表し、1999年にはベスト『Stupid&Honest』もリリースしました。
メンバー変動と2000年代
1999年、ベーシストのジョン・B・チョッパーが脱退して作家に転身し、3人編成となりました。2001年に「明日があるさ」をリリースし、吉本興業のRe:Japanとのコラボレーションで再び紅白歌合戦に出場。2002年の『ウルフルズ10周年5時間ライブ!! 〜50曲ぐらい歌います〜』にジョン・Bが出演し、2003年6月1日の日比谷野外音楽堂でのフリーライブで正式に復帰、再び4人編成となりました。脱退中はCHIROLYN、上野イチロー、高橋"Jr."知治がベースを支え、2000年以降2009年までライブはキーボードの伊東ミキオを加えた5人で行われました。
2002年にアルバム『ウルフルズ』を発表。2003年の「ええねん」は、関西で阪神タイガースファンの気持ちを代弁する曲としても受け入れられたという見方があり、FM802のOSAKAN HOT 100でJ-POPとして最長の9週連続1位を記録しました。アルバム『ええねん』は同年12月に発売されました。その後『9』(2005年)、『YOU』(2006年)、『KEEP ON, MOVE ON』(2007年)を発表。「両方 For You」は2007年夏の甲子園大会の公式テーマソングに選ばれ、「バカサバイバー」はアニメ『ボボボーボ・ボーボボ』の第2期オープニングに使用されました。
2007年1月1日にワーナーミュージック・ジャパンへ移籍し、同年発売のシングル「情熱 A GO-GO」の歌詞を発表しました。2009年7月9日、公式サイトで8月29・30日開催の野外コンサート「ヤッサ!」をもって活動休止することを発表し、翌日には六本木ヒルズアリーナでフリーライブを行いました。
活動再開以降
2014年2月25日に活動再開を発表し、配信限定シングル「どうでもよすぎ」を配信。6年半ぶりの全国ツアーと5年ぶりの野外コンサート「ヤッサ!」の開催も決定しました。この頃よりサポート・キーボードに浦清英を迎えています。同年5月には12枚目のスタジオ・アルバム『ONE MIND』をリリースして好調なセールスを記録し、11月20日にはGQ MEN OF THE YEAR 2014を受賞。その後、13枚目『Born To Be Wai Wai』、25周年記念の14枚目『人生』を発表しました。
2016年2月28日、「SPACE SHOWER MUSIC AWARDS」で「ロッキン50肩ブギウギックリ腰」が「BEST CHOREOGRAPHY VIDEO」を受賞しました。
2018年2月19日、ケイスケがソロ活動に専念するため活動を休止すると発表され、ウルフルズは3人編成で音楽活動を続けています。2018年9月29日にビクターエンタテインメントのGetting Betterレーベルへ移籍し、10月3日に新曲「変わる 変わる時 変われば 変われ」(同年7月より朝日放送テレビ『おはよう朝日です』のテーマ曲)を配信リリースしました。
2019年は3月に「ウルフルズ ツアー2019 ~対バンさんいらっしゃい!~」、5月から「ウルフルズ ツアー2019 センチ センチ センチメンタルフィーバー “飛翔篇”」を開催。2月「リズムをとめるな」、4月「センチメンタルフィーバー 〜あなたが好きだから〜」と配信シングルを続けてリリースし、6月26日には15枚目のオリジナル・アルバム『ウ!!!』を発表しました。
音楽性
ジャンルはJ-POP、歌謡曲、J-ロックに分類されます。バンド名の由来が示すとおりソウルフルなロックを土台に、大阪らしい親しみやすさとユーモアにあふれた楽曲で支持を集めてきました。